ドビ流し!! いきいき八尾環境フェスティバル第2部にて
11月8日に大阪経済法科大学にていきいき八尾環境フェスティバル第2部が行われ、ふれあい池の「ドビ流し」を実施しました。今年で10回目の「ドビ流し」です。
今年も恵みの雨模様の中、開会式です。
ドビ流しの目的はニッポンバラタナゴを含む生物多様性を調査することと、それらを保全するため池の掃除をすることです。
数日前から池の水を抜き、中樋まで水位は下がっています。
一回目の地引網では、粗い目の網でザリガニを、二回目、三回目で細かい目の網でニッポンバラタナゴを含む小魚を採集しました。
ニッポンバラタナゴは予想以上に採集できました。
あい間にドブガイ拾いもしました。みんな山ほど集めてきます。イシガイの稚貝も目立ちました。
ニッポンバラタナゴ 約6万尾
ドブガイ 約650個体
イシガイ 約300個体
池の周りでは、メダカすくい、ザリガニ釣り、サツマイモ釣りで子供たちが楽しんでいます。
キンタイ米のお寿司や、炊き込みご飯の試食や地元産アイスの販売、シイタケの菌うちブースでは、試食の争奪戦!?が繰り広げられ、河内木綿の体験ブースやペットボトルミニ水族館作りも大盛況でした。
雨の中ではありましたが、歴史ウォークでは、みなさん高安地域を散策してくれ、ネイチャークラフトでは山でつるを集めて、クリスマスリースを作りました。
ドビ流しもひと段落すると、ポスター発表が始まりました。環境に関する活動・研究の発表です。
締めくくりは、『里山資本主義』著者 藻谷浩介さんの講演会。
里山資本主義と高安地域というテーマでお話していただきました。
内容はすごくわかりやすく、高安地域の里山だからこそできる資源利用の方法を端的に示唆していただきました。
このアドバイスをもとに高安地域の自然再生と地域の活性化を一歩ずつ進めてきたいです。