ニッポンバラタナゴの生息環境維持、水環境の健全化を目的とした活動を紹介します。
自然再生:ため池の改修
Before(施工前) After(施工後)
伝統的な溜池管理法“ドビ流し”の伝承
大阪府高安地域に伝わる伝統的な溜池の管理方法であるドビ流しを後世の子ども達に継承します。
“ドビ流し”とは…底樋を抜き有機物(ヘドロ)を含む泥水を田畑に流し出すことであり、池を干して新しい水を給水することです。その結果、溜池を掃除すると同時に田畑に栄養分を循環させることができていました。“ドビ流し”は、他の地方では“かいぼり”あるいは“池干し”と呼ばれ、地元の子どもたちにとっては泥んこ遊びの魚とりであり、主婦にとっては秋の食材採りの場でした。大阪府の高安地域でもコイの昆布巻きやエビの佃煮などが作られていました。この“ドビ流し”では、すべての生物が流されるのではなく、溜池に残った生物が次の年には新しい水環境で増殖し、溜池の生物多様性は維持され、ニッポンバラタナゴも保存されてきました。
ビオトープ作り
自然再生のノウハウを活用し、生物多様性に溢れたビオトープ造成を学校や企業へ提案致します。
Before(施工前) After(施工後)
水の浄化技術
ため池に発生し、農業用水・飲料利用などとして水を利用する際の害となるアオコの画期的な除去法です。また、除去したアオコを肥料として利用できるようにするにはどうすればよいのかまで、最新研究内容です。
水質改善やビオトープ造成のご相談窓口
ため池や河川の水質分析や、ビオトープの効果的な維持管理などについて、お寄せ頂く調査依頼・相談内容に応じ、専門的見地からご提案します。まずは、お問い合わせ下さい。