12月 森林整備~古墳発見!?~

皆さんこんにちは

スタッフの森下です。

12月5日の森林整備の様子です。

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今回の参加者は5名と、いつもよりも少なめでした

今回は以前から気になっていたとある場所を調べました。

 

突然ですが、今回はまるっと歴史回です。

なぜ歴史!?と思われるかもしれませんが、八尾地域は、奈良時代あたりまで、大和(奈良)の都と浪速(大阪)の津(港)を結ぶ道路上に存在する、古代史において重要な地域でした(現在でも近鉄やJR関西線も通っていますよね)。そのために古墳時代から物部氏などの有力豪族が居住していたためか古墳が多く存在します。たとえばしおんじやま古墳が有名ですね。高安山の麓にも”高安千塚古墳群”というものが存在していますが、今回の森林整備はそんな古墳に関する活動です。

さて、高安山にある休憩場下には古墳が2基があります。この古墳は中々不思議な古墳で他の古墳からだいぶ離れた所にあり、誰が、なぜこのようなうっそうとした森の中に作ったのかよくわかっていません。1基は先日発見したばかりで、中には入れませんが、もう1基の方は中に入れて、こんな感じ↓

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ただし、完全には掘り起こしておらず、実はほった部分より下には古墳内部にしみ出してきた水を排水するための水路があるそう。もしかしたらお宝もあるかもしれません。

その古墳たちを調査(という名の見学)していると、古墳の隣に土が盛り上がったている所を発見。「新たな古墳発見か?」等と言いながら、木々や草を切りつ、刈りつしているとどうやら岩がいくつかでてきました。これには一同「ほんまに古墳ちゃうか?新発見か~?(休憩場近くの古墳2基は既にあることがわかっていましたが、3基目の古墳があるという記録はない)」とか言いつつ岩をどかしてみました。(写真は草を刈った状態)

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しかし、岩をほっても岩しか出てこず・・・どうやら古墳ではなく、古墳を作る際に不要な岩を捨てるための場所だったようです。そんなこんなで、あとはクリスマスのリース用にツタを採りつつ、森林整備をおえました。

おまけに椎茸の写真を置いときます。

ほだ木から今年も出てきてくれました。

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2020年12月31日(木)
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