ふれあい池 ドビ流し 1日目

去る12月13日、14日、ふれあい池のドビ流しを行いました。

1日目(12月13日)

池の水を抜いたらこんな感じ。

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池の中心部は結構どろどろ。歩くのもままならないくらいのヘドロ具合。やっぱり1年放置するとヘドロがたまるなあ・・・と思います。このヘドロがたまると二枚貝たちは上手く生活できなくなるので除去しないと行けません。

さて魚の回収。池に巻き網を張って魚を追い込みます。こちらは大漁。

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タナゴの数を数えるとざっと6万尾、、、一時期は数百尾まで減って、どうなることかと思いましたが、やはり環境さえ整えてやればしっかり増えてくれるようです。まあ、その環境を整える&維持するのが難しいですし、そのためのドビ流しなのですが。

ただ少し気になるのが外来種問題。

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例年通り、厄介なブラックバスやブルーギル、タイリクバラタナゴこそいないものの相変わらずウシガエルやアメリカザリガニは健在。数こそ少なめでしたが、それは寒い冬だから。夏場や秋にドビ流しをした場合はきっと沢山とれるでしょう。ともに生態系に悪影響を与えかねない生き物(ザリガニもいる池といない池では水草の量が変わると言われている)なので減って欲しいですね。しかも外来浮き草のアゾラが大繁茂。タナゴ保護池であるこの池からタナゴを移動するさいに混じってしまいかねないので、駆除が必須です。

この後は魚の避難。

突然別の所に連れてこられて、魚たちにはびっくりですが、1日過ごしてもらいました。

そして、池を干し上げる。。。

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とまあ1日目はこんな感じでした。

コロナウイルスのせいで例年とは異なり、NPOスタッフがメインの作業でした。

毎年大変な作業ですが、ニッポンバラタナゴというたまたま八尾に残った貴重な魚を絶滅から護り、未来へつなげていくための肝心要の大事な作業。これからも続けていきたいですね。

長くなりましたが、1日目はここまで。

2日目に続きます。


2020年12月29日(火)
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