4月 定期調査

こんにちは!
スタッフの上地です。

今日の定期調査は天気に恵まれ、快晴でした!!

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日差しがきつく、暑かったです。

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カエルは日向ぼっこしていました。

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我々は胴長を履いて池に入ります。RE-1池の調査は中高生にお任せし、スタッフはふれあい池に行きました。頼もしい助っ人が来てくれたので、とても助かりました。

現在ふれあい池は底樋が壊れてしまっていて、水位の調整ができません。そこで、底樋が直るまでの間、魚たちを別の池に避難させます。今日は主に、ふれあい池に残された魚を捕獲する作業を行いました。

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捕獲したニッポンバラタナゴです。今はちょうど産卵期なので、オスが綺麗なバラ色に染まっていました!

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小さな個体も捕れました。ちゃんと再生産されていたようでよかったです。

その他、モツゴ、ミナミメダカ、シマヒレヨシノボリが捕れました。シマヒレヨシノボリはなんと、最近記載された新種の魚です!残念ながら写真を撮り忘れました。

シマヒレヨシノボリのヒレをよく観察すると、白っぽい粒がくっ付いていました。その正体は、グロキディウムと呼ばれるドブガイの赤ちゃんです。これも撮り忘れてしまいました。

というわけでシマヒレヨシノボリとグロキディウムの写真は次回のお楽しみということで!
調査の後は河内木綿を栽培している畑に向かいました。

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みんなで協力して畝を作りました!

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畑作業の後は筍掘り!たくさん採れました。
今日も盛りだくさんな1日でした!参加者の皆さん、お疲れ様です!!

〈追記〉

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今日のふれあい池の様子です。どび流し以来水位が調整できず、一部が干上がっています。

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長い間水に浸かっていないので、植物が生えていきました。

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足元を見るとそこら中に貝殻が落ちています。

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右から、イシガイ、ドブガイ、ヒメタニシです。どうやら逃げ遅れた個体が干からびて死んでしまったようです。イシガイやドブガイはもともと氾濫原という水位変動の激しい場所に生息していた生物なので、ある程度耐性はあるはずなのですが、長期間の乾燥には耐えられなかったようです。そんな中、乾燥に耐え抜いた強者が1個体だけいたので、水のあるところに移動させてあげました。

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水の中を覗くと、ちゃんと生きた個体が元気に歩き回っていました。
意外と知らない人も多いようですが、イシガイやドブガイにもちゃんと斧足という足があって、歩きます。ただし、移動速度はかなり遅いですが…
機会があれば観察してみてください!

ではまた。


2019年4月23日(火)
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