ニッポンバラタナゴのオス |
バラタナゴのすんでいるところは、ため池などです。ここでおもにプランクトンをたべて生きています。
バラタナゴのオスは、タマゴをうむきせつになると、からだが赤っぽくなりメスをよびよせます。このいろが、きれいなバラの花のようなので、バラタナゴとよばれるようになりました。 |
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タマゴは水の中にそのままうむのではなく、ドブガイという貝の中にうみつけます。
かわった魚だとおもいますが、こうしてタマゴや子どもを、てきからまもっているのです。 |
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メスは、貝の中にタマゴをうみやすくするために、くだをもっています。このくだは長くなると自分の体ぐらいの長さになり、貝が水を出すところにさしこみます。 そして貝の中であるていど大きくなると、貝の中からおよぎ出てきます。 だから、バラタナゴがふえていくためには、どうしてもドブガイのような貝がひつようになります。
こどものころのドブガイは、自分でエサをたべられません。 どうするかというと、ほかの魚にひっついて、えいようをすいとって大きくなります。 |
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ヨシノボリという魚におおくひっついています。
ドブガイもまた、じぶんだけでは生きて行けないのです |
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むかしは、こういう生き物がいっぱいいるため池が日本中にありましたが、だんだんとへってきました。 ということは、魚が生きていけるばしょがなくなります。
また、せっかくため池があってもブラックバスなどのよその国からきた魚がタナゴなどの小さい魚をたべつくしてしまったので、魚がいなくなった池もおおくあります。 |