ドブガイについて
 
ドブガイ
ドブガイという貝についてくわしく話をします。
 ドブガイはため池や川にすんでいる貝です。
 「ドブ」ガイというへんな名前ですが、これはすんでいる所からつけられているようです。しかし、むかしのドブは今のようによごれているわけではなく、もっときれいだったそうです。
 ドブガイは池の中でプランクトンを食べて生活しています。その中でもケイソウが好きなようです。
 ドブガイのおなかの中を調べてみますと、多くのケイソウがバラバラになってます。
 
 
 
生まれたばかりのドブガイ
左の写真は生まれたばかりのドブガイです。このまま大きくなるわけではなく、後からカラができてきます。 
 
魚のひれにひっついているようす
(小さなブツブツがドブガイのこどもです。)
生まれたばかりのドブガイは自分でえさを食べていけません。
 写真に見えるようなつめで、ヨシノボリなど他の魚のひれや体をはさんでひっついて、そのえいようをすいとって大きくなります。
 
ドブガイは池の中では3年から4年と長生きしますが、水そうでしいくすると早く死にます。くわしくはわかっていませんが、おそらく水そうの中では食べるものがないのではないかと考えられています。
 ですから、ドブガイをふやそうとするには、水のきれいなため池でないとうまく行きません。
 ため池はほっておくと、どんどん水がにごりきたなくなって行きます。
いくら名前がドブガイでもきたない水では生きていけません。

 
ドブガイに生まれたタナゴの卵(黄色いつぶが卵です)
ドブガイはタナゴがたまごをうむ大事な貝です。タナゴはドブガイなどの貝にしかたまごをうみませんから、ドブガイのいないところにはタナゴはいません。
 ドブガイやタナゴを守るにはため池の水をきれいにしなければなりません。 
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