糸紡ぎ研修 in 尾道は向島 ①
タナゴの保護とその周辺の自然環境の再生のため、和綿の無農薬・有機栽培をしていますが、その綿の有効利用のために
4月11日と12日の1泊2日で向島に事務所を構える『立花テキスタイル研究所』で研修を受けてきました。
向島は尾道駅のすぐ前にある渡り船に乗って5~10分くらいで着きます。車でも行けますよ。
立花テキスタイル研究所さんは尾道のものにこだわって帆布を作りたいという思いで起ち上げられたそうです。
綿を一から作ったり草木染めなどもやられています。
今回は、糸紡ぎの技を習得するため!研修をお願いしました。
というのは、去年から河内綿を育てているわけですが、収穫してからの綿をどのように加工するのかというところで現在悩んでおります。
大量に収穫できれば業者さんなどに卸すことはできるのですが、せっかくの河内綿なので何かできないか!?
そんなときに立花テキスタイル研究所さんを知りました。
では、さっそく研修開始です。
糸紡ぎの道具は『チャルカ』というどこでも糸を紡げるという持ち運び式のものです。
写真では奥のほうの木箱がチャルカです。
まず、ハンドカーダー(針がたくさん付いたくしのようなもの)で綿をほぐしてしのを作っていきます。
左がハンドカーダー、真ん中は唐弓、右は竹の綿弓で作ったしのです。(写真はまた後で)
準備ができたらチャルカで糸にしていきます。
テレビや動画などでみたことがある方もいると思います。
あのふわふわの綿の先を針に固定してすーっと引っ張るだけで何で千切れずに糸ができるのかとずっと思っていたのですが、重要なのは『しの』だと私は思いました。
だまにならずにほぐれたしのが、そっと引くと自然に糸のように細くなってくれるみたいです。
もちろん微妙な力加減とよりのスピードの調整などコツはいるのですが、できると感動です。
これが、よった1つの糸(単糸)を2つ合わせてよった糸です。(双糸)
左が1日目、右が2日目にできたものですが少しだけ細くできあがりました。
もっと練習すればより細くより強い糸ができるそうです。
まだまだ不安定な糸ですがどこまでいけるか、そしてこの河内綿を使った糸で何が出来上がるのか・・・
こうご期待!!!
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